2つ目の落とし穴ですが、より重要な企業風土をしっかりと見据えるという事です。
福利厚生制度というと、制度そのものの導入、充実強化だけを考えてしまいますが、それでは不十分です。
より重要なことは、制度の存在より組織風土です。
いくらいいと思われる制度が導入されていたとしても、それが利活用されていないならば無いに等しいからです。
つまり、制度がある事と、その制度が利活用されているかどうかは別問題なのです。
制度がうまく利用されないのは、2つの理由があるように感じます。
ひとつは、条件が付きすぎている事。
有給休暇制度に関して、時間単位での取得など制限を緩和する事で利用の幅が広がるのに、そうしていない片手落ちなものはいくつも存在するのです。
もうひとつは、その制度を利用するのが当然という風土がなければ、周りの目が気になって制度を利用しずらいものになっているという事です。
これらの風土問題には権利と責任の理解が進んでいないと難しい事が多々ありますね。
(続く)
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