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教科書に載っていない良い職場とは その86 【普通って何でしょう?】

【普通】ってなんでしょうか?

会話の中にもよく「普通は○○じゃない~」といった言葉が出て来ます。

サッカーでもこのような言葉で語られます。

「普通あそこでバックパスはしないよな」

「普通は決められるシュートじゃないよ」

「普通通らないだろ、あのパスは」

しかし、この【普通】って何を示しているのでしょうか?

【普通】の基準について考えて行きたいと思います。

会話の中で【普通】と使われる方は少し気を付けた方が良いと思います。

それは自分の常識を相手に押し付けている事になるかもしれないからです。

それら【普通】に関していえる事は、個人的な感覚、つまり何を信じているか、何を望んでいるか、どんな経験をしてきたかに由来しています。

人それぞれ理解の仕方が違いますが、それは全て主観的です。

自分のライフスタイルなどに合うように解釈している事がほとんどです。

ここで大事な事は、有益なものか無益なものかという事です。

心理学に「共通感覚」と言う言葉があります。

これは、社会にとっても個人にとっても有益なものの事を言います。

こういった概念から考えると、社会にとって無益なものは、私的理論と言えますし、有益なものは共通感覚と言えるでしょう。

共通感覚は100人いたら90人が納得しそうな理解や認識と言えます。

これらの事を理解した上で、あえて常識に挑む事は自分を成長させるチャンスとも言えます。

皆さんは物事の考え方が鍛えられる経験をしたことがあると思います。

【普通】が【普通】で無いと考えた瞬間に、組織にはイノベーションが生まれるのかもしれませんね。