【心を無にする】という言葉があります。
無の境地というと、とても崇高で凡人には到達できない様な感じがしてきます。
論語の著者「孔子」いわく無の境地についてこのように説明しています。
耳で聞くのではなく、心で聴くようにせよ。
心で聞くのではなく、気で聞くようにせよ。
耳は聞くだけであり、心は外物に符号するだけであるが、気は空虚でどんなものにでも対応できる。
真実の道はただこの虚に宿る。
この虚なる状態を心斎という。
孔子のこの言葉の中では聞くと聴くが使い分けられている事に気が付きます。
音として入ってくるものの中から、真実を見出す為に、心でどのように解釈するかが問われているような気がします。
また、菜根譚ではこのように説明しています。
心を空虚にしておかなければならない。
空虚にしておけば、正しい義理が来たり宿る。
また、心は充実させておかなければならない。
充実させておけば、物欲は入ってこない。
このような言葉を聞くと心でそれを解釈している感じがします。
良い職場にもこのような状態を助長するような風土が必要だと思います。
きっとそれらはモチベーションも高めていく要素になります。
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