うまくいかない事、うまくいく事、それらが入り乱れて自分に降りかかって来ます。
コントロール出来るのであれば、そうしたいのですが中々そうもなりません。
しかし、物事は考えようです。
【幸せか不幸せか】で言えば、それを受け入れる事でしっかりと味わう事が出来るのです。
「人間万事塞翁が馬」と言います。
これは禍福・得失が転変するという意味です。
この言葉の由来は、ある老人が飼っていた馬が突然いなくなり、なんと不幸な事かと村人が慰めました。
しかし、老人は「どうしてこれが福とならないことがあろうか」と村人と反対の事を言いました。
すると、その馬が数か月後に駿馬を連れて帰って来ました。
村人はみんなで祝いました。
しかし、老人は「どうしてこれが災いとならないことがあろうか」と言いました。
すると家は良馬のおかげで裕福になりましたが、子供が落馬し骨折してしまいました。
村人はみんなで慰めました。
しかし、老人は「どうしてこれが福とならないことがあろうか」と言いました。
やがて、戦争が起こりみな戦地に赴く中、この子供は兵役を免れ、親子ともども死なずにすみました。
これらの事から、人間の幸不幸は見極めがたいという意味を我々は学ぶ事が出来ます。
難しいのは、禍福のバイオリズムが喜びと悲しみに一致しないという事です。
【幸せか不幸せか】については、人それぞれ感じ方が違うものです。
ある一定の状態が幸せであるというのは妄想に過ぎません。
(続く)
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