【人との付き合い方】は千差万別です。
例えば、色々な方と交流を持ちご自分の研鑽を高める方がいらっしゃいます。
とても向上心があり、前向きで困難をも克服出来そうな感じがしてきます。
こういった方の周りには人が集まります。
一方、誰とお付き合いをするかを決めているような方もいらっしゃいます。
江戸時代、高名な学問所であった「懐徳堂」の中井履軒もその一人です。
履軒は人づきあいが苦手だとされています。
後に私塾を開き、その書斎を自然のままという意味を表す言葉を用いていました。
それが履軒の生き方だったように思えます。
一部の弟子にだけ心を開き、大いに学問の世界にのめりこんだ人物です。
恐らく履軒はお付き合いをする方を自ら選んでいたと思います。
利害関係が無く、自然のままに、自由に活動する事を目指していたので、それに見合わない方との交流を極端に避けていた節があるのです。
こちらとしてはお付き合いをしていきたい方の中にもこういった方がいらっしゃるかもしれません。
我々がこのことから学べる事は、自分の懐を広くし、様々な方と交流できる人材となる事です。
相手が自分を避けているとしたら、自分の何かに触れて、相手が交流を絶っている可能性を探るべきだと思います。
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