教科書に載っていない良い職場とは その58 【清濁併せ持つ】

「水清ければ魚なし、人智明なれば友なし」

これは福沢諭吉の言葉です。

ご存知の言葉だと思いますが、あまりに水が清潔であると、魚は身を隠す場所がなくなって、やがてそこには生息出来なくなる。

人もあまりに洞察力が鋭いと、周囲の人々は身の置き所がなくなり、やがて輩はいなくなってしまう。

極度の清廉さがあだになり、人から親しまれなくなることを言っているのです。

組織もこれに同じだと思います。あまりに清廉すぎると窮屈さを感じたり、他人の目を気にしたりして、自分らしさを出しずらくなります。

それでは、金太郎飴的な組織となり、柔軟な発想や、行動が生まれません。

清濁併せ持つ心がけを組織は持つべきだと考えます。