教科書に載っていない良い職場とは その52 【プロジェクト2】

【プロジェクト】というと大企業などで行われている感じがしますが、意外にそうでもないんですね。

多くの中小企業でも取組みを見る事が出来ます。

「人に起因」する為に【プロジェクト】の進行が妨げられることがあります。

このことは、表面化しずらいですが、確実に組織を弱体化に導きます。

いつしか腫れ物に触るかのような状態になるので、「人に起因」するとわかっていてもなかなか改善に向かえないのです。

そして、しまいには「どうせ無理」という論調が支配し自分たちで物事が動かせなくなるのです。

なぜ5回を行い問題解決を図ろうとします。

すると自責の方向性での議論が出来ずに他責の方向性での議論となってしまうのです。

あの人が悪い、環境が悪い・・・などなど。

これこそ「人に起因」する顕著な例です。

そして、そもそもなぜ5回は内的要因と外的要因とに分けて考えなくてはなりませが、それが混在してしまいますし、挙句には「時間が無い」といった誰もが思いつく根本原因にたどり着く事が多いんです。

では時間を削減する事をかんがえましょうとなると、とたんに自分たちの仕事を否定しなければなりませんから、改善案が出て来ません。

自分の仕事の質や改善を行って来なかった従業員は、全て必然的に行わなければならない事との認識が強いものです。

また、自分で作り出した仕事も多く存在します。

それを理由に、その他の仕事を拒否したりもします。

見かねた職場長から意見が出ても全く同意は得られません。

この状況を社員が体感するとますます組織は不活性化に向かうものです。