【仁】は愛情であり、寛容であります。
そして、他者への情愛、同情、憐憫は最高の徳であると昔からされて来ました。
他人をいたむ心は【仁】の根本であり、それゆに到達する事が難しいと言われているのです。
なぜなら、我々は苦しむし、悲嘆する人にどのように接すればいいのか迷う場面があるからです。
戦国時代に遅れて生まれた事で全国制覇には届かなかった伊達政宗は「度が過ぎると硬直的となり、仁が過ぎると弱さにおぼれる」と言っています。
【仁】は優しく、母の様な徳です。
一方では、【義】と【正義】は男性的でもあります。
これらの徳は一方だけでは成り立ちません。
両者が揃いお互いを補いあっているのですが、【義】と【正義】を全く考慮する事無く、無分別な慈悲におぼれては行けないという事を伊達政宗は示していたのです。
達観しているという事はこういう事だと思います。
良い職場にも無くてはならないものの様に感じます。
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