教科書に載っていない良い職場とは その24 【仮説】

職場では日々様々な変化があります。

去年までと同じでいいやと思っていたら、突然新年度からやり方ががらっと変わるなんてことは予測していても、困惑する事がありますよね。

法律改正に伴い(大手建設業界では少し前はISOが取得条件になり、業務量が格段にあがったと言われております)、書類面だけ大幅に作成する義務が出来てしまったなんて話しは良く聞く話です。

さて、物事には進める際に人が関わるのであれば、そのモチベーションが大きく関係します。

上記のように業務過多となっていく事に対して後ろ向きな感情を覚える人も少なくありません。

業務改善においても同様です。

「今まで不具合が無かったものに、なぜ手を加えなければならないのか?」

少なからず過去このように思った方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

トヨタ式改善が流行ると、日々改善しなければならないと言う脅迫観念に襲われて、落ち着かなくなるかもしれません。

これは、業務改善に対する意識がどのようになっているか?

または、社内の業務改善に向けたしなやかさ、柔軟さを表していると思います

つまり、改善は「仮説検証作業」な訳です。

それを「改善は今やっている方法よりも確実に良い方法である」と定義づけてしまうと、打ち手がなくなります。

また他社で導入した方法が自組織で必ずしも有効ではありませんが、そうでは無く自社にも導入すればもっと良くなるという錯覚を起こしてしまっても危険です。

脳が間違った反応をしている状態です。

カリスマ社長がテレビでもてはやされると、自社の社長と比較し、物足りなさを覚えてしまう。

これも脳が錯覚を起こしている状態なのです。

改善は「仮説検証」です。

そして、清濁全てを飲み込む器量を従業員は持ち得ている必要がありますね。

良し職場のキーワードは【仮説】です。