教科書に載っていない良い職場とは その5 【確認】

従業員が定着しない職場は確実に存在します。

では、なぜ定着しないのでしょうか?

まずは大前提としてお互いの思惑が違ったという事は要因になります。

このまま続けてもお互いに不幸になる状況です。

この契約は早期に解消するべきです。

お互いの思惑が違ったというケースですが、従業員の思いが強く出る事がありますね。

ある職場の事例ですが、「管理職採用」をされた方がいます。

行っている業務は管理といったものとは程遠いものでした。

様々な書類の作成が主な役割です。

そして拘束時間がとても長いんです。

初日は15時間働きました。

翌日は20時間働きました。

3日目からは会社に行くのを辞めました。

この事例では、採用時に正確な情報を流さないし、聞かなかった応募者にも問題はありそうですが・・・。

ハローワークの募集要項には残業30時間以内となっていましたが、管理職採用の為に残業代は出ないというのはわかっていましたが、2日で20時間近くも残業時間が行ってしまうのはいわゆるブラック企業の典型かもしれません。

このケースの場合は特にありがちな事かもしれません。

要するに、採用時にお互いの意思をどこまで確認出来るか?という事です。

「うちは業務が終わるまではとことん頑張ってもらうようだけどそれでいい?」

「大変だと思うけど、社会的意義の高い仕事だから頑張ってみようよ」

「会社の方針は○○だからね」

会社側の姿勢はとても重要です。

しかし、従業員側もこの姿勢を持っているべきです。

自分の働く条件について、どこまでコミットしているかです。

そういった確認無くして、お互いの信頼関係は構築されていきません。

上司と部下の会話の中でもお互いに意識して確認する作業は必要です。

良い職場の条件には【確認】というキーワードが大切です。

(続く)