組織風土の特徴を掴む その143【評論家と実行者】

【仕事力を高める仕組み】の設定はその組織の現在地を示します。

半年間かけて【仕事力】について検討したのですが、【仕事力を高める仕組み】を作り上げて見て、その第一歩がとても簡単そうなものでも、難しそうなものでも、そうでなくても、それが皆さんの組織の現在地を示しています。

もし研修参加者の中から「そうではない」という意見があがったとしてもです。

ただし今までと大きく違う点があります。

組織内に恐らく、たくさん存在するであろう【評論家】を駆逐し、【実行家】をあぶりだす事に成功しているのです。

【評論家】とは上司への上申を申す事から、立ち話程度で話すであろう他人事な意見を言う方までを含みます。評論家は意見の責任を持ちません。

【実行者】とは様々な社内の声に対して、どうすれば改善するのか考え、意見を集め、改善へと導くまたは改善の道筋を付ける事が出来る人です。そして、高いコミットがあります。

実は風土改善、風土改革には【評論家】も一定数必要です。

【実行者】からすれば「お前な~」と少しお小言でも言いたくなるかもしれませんが、【評論家】は時に客観的な要素を指摘してくれる事があるからです。

ですが、【実行者】がいなければ風土改善は成し得ません。

研修では参加者の方々のモチベーションを高め、【実行者】をステージに上げる作業を含みます。

それが【仕事力】について検討する事で得られる未来です。