組織風土の特徴を掴む その140【仕事力を高める方法①】

「仕事力を高める方法は?」という質問をすると、ほとんどの参加者はきょとんとします。

なぜなら、すべて経験がものをいうと思っているからです。

または、「仕事力を意識して仕事をしていない」や「目の前に起こっている事を片付けるのに精一杯なのに・・・」といったところでしょうか。

これでは、職場内において従業員によるレベルの差が出ても致し方ないと思います。

仕事はいつだって試合しかありません。

スポーツに例えると試合の前にいつだって練習がありますが、仕事にはその練習が出来る場がありません。

特に人に対する仕事の場合はいつだって試合です。

そして、練習という概念は持ち込めない状況は、従業員の意識によって定まってきます。

意識の低い従業員はお客様にそのぐらいは大目にみてよと言えば、ある従業員は絶対にお客様の前で失敗してはいけないと思っています。

つまり職場には極端な風土が存在するのです。

ですが、お客様の立場から言えば、失敗などしてもらいたくありませんから、常識的には会社側も失敗してはならないとなります。

こうなってくると、従業員はいつも試合を繰り返すのです。

M-TーMというスポーツ能力向上方法があります。

試合をして、トレーニングして、試合というフローで進めていくのです。

ですから、試合ばかりしていてもダメですし、練習ばかりでもダメという事なんです。

(続く)