研修内で意見交換する際には、冒頭で一言は絶対お話しいただかなければなりません。
そうしないといるだけの状態が続きますし、人によってはいつ話をして良いのかわからずに時間が過ぎてしまう事があります。
そして、話し合いが前向きな方向性になるためにもこの冒頭での一言はとても重要なのです。
良かった事、うれしかった事、新たな発見をお話しする時には、その時の情景を思い浮かべているものです。
自然と笑顔になりますので、その穏やかな表情が聞き手にも伝わります。
聞き手も笑顔になりますので、そこでお互いに良い雰囲気を作り出すのです。
話し手は聞き手の笑顔で受け入れてもらっている事を感じるので、その後の意見も受け入れてくれるかもしれないと自然に思います。
聞き手はこの良い雰囲気を壊したくはないので、こちらも自然にしっかりと聞く準備が出来るのです。
このような雰囲気が無いと、普段意見交換をすることに慣れていない職場では話し合いは停滞するものです。
さて、「仕事力」の棚卸ですが、このような雰囲気の中で行うと、より普段思っている事を掘り下げやすくなるのです。
最初のうちは「仕事力」について答えられなかった参加者が私のファシリテートにより少しずつ意見を出し始めます。
「○○はこの仕事に必要」
「○○が足りていないと思う」
「やっぱりコミュニケーション力だよね」
各自にポストイットに記入いただき模造紙に貼り出して行きます。
もちろんその際には言葉を添えていただきます。
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