少し前に作成した改善策を寝かせておきます。
色々と考えた内容ですので、どれも素晴らしいのですが、行う時間を捻出出来そうもありませんでした。
また、改善策のゴールイメージがミーティング参加者で共有しきれていなかったというのも理由です。
ですが、折角考えた改善策ですので、再び土俵に乗っけようと資料をひっくり返した時のお話です。
改善策をポスター風にまとめておいたので、とても見やすい事に気が付きます。
しかし、内容をよく見ていると、なんかすっきりしない箇所が多い事に気付きます。
それはミーティング参加者も同じに感じていたようです。
そこで、もう一度検討する事にしました。
「改善テーマはこれで、具体的になりたい姿はこれだね」
「あれ・・・具体的になりたい姿になる為のステップを考えていなかったなあ」
つまり、こういう事です。
【話しやすい雰囲気】が具体的になりたい姿だとします。
言葉にするのはとても簡単ですが、ではどうすると話しやすい雰囲気を作る事が出来るのでしょうか?
「笑顔が大切」
などの意見が出ると思います。
しかし、「笑顔でいましょう」も言葉でいう事のはたやすいですが、もう少し掘り下げて考えます。
「では、笑顔になる為に何をすればいいんだろう?」
私の質問は続きます。
ミーティング参加者の思考は笑顔になる為の方法を必死に考えます。
「じゃあ、廊下ですれ違いざまにハイタッチでもする」
突然出てきた言葉に一同唖然としますが、考えてみると悪くありません。
笑顔も自然に出てくる感じもします。
笑顔を意図的に作り出すよりは、よっぽど自然で素晴らしいアイデアでした。
大事なのは、ミーティング参加者が現場の従業員ということです。
現場改善は現場の方しかわかりません。
ですから、現場の方達の意見がとても重要です。
上から目線でもないので、自然に取り組みやすくなります。
【たかが】ハイタッチですが、【されど】ハイタッチです。
以前考えた改善策を寝かせた効果は確実にあります。
皆さんの会社でも以前お蔵入りした改善策をもう一度テーブルに乗せてみませんか?
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