(その109に続き)
ポストイットには1枚に1枚づつ意見を書いていただきました。
大変贅沢な使い方かもしれませんが、その後に張り替え等をするのにこの方がやりやすいのです。
3つのテーブルに分かれていましたので、まずはそのテーブル内で意見をシェアします。
そして、同じような意見をグループ分けしていきます。
いくつかのグループに分かれたら、そのグループに名前を付けていただきました。
各グループ毎にはどんな意見が出たのかを全体で共有したら、今度はそれを全員で眺めます。
この日は広い室内で行いましたので、床に並べました。
こうして全員が見れるようにしたら、フリートークです。
「この意見は本当にそうだね」
「この意見はどういう事」
私はこの時間がとても楽しく感じます。
参加者同士が同じ土俵に立ち意見を共有、またはぶつけ合う姿はとても感動的です。
そして、すべての意見を統一するための理念をあぶりだして行きます。
「どれも理念にひもづいているような言葉のようなきがするな」
「うん、これらの意見の上、もしくは中心に来るものは何だろうか」
皆さん仁王立ちになり、ポストイットとにらめっこです。
沈黙も少なくありません。
しかしただの沈黙ではありません。
頭をフル回転させて熟考している状態なのです。
そんな時はファシリテーターはあまりしゃべらないか、今何をやっているのかをそっとお知らせし続けるのです。
皆さんが納得する意見に到達するまでは、参加者もファシリテーターも我慢する時間が必要なんですね。
さて、迷ったら戻るのが良い事もあります。
冒頭のお話でマーケティングからお話をさせていただいたのもその為です。
マーケティング的思考で考えていくのです。
これから会員になる人たちにとってどんな理念が良いのか?
この一念だけ必死に考える必要もあります。
この日は結局ぼんやりとではありますが、ある参加者の意見に集約されていきました。
私もそのご意見には納得でした。
今後は執行部に一任となりましたが、とても今後が楽しみになる団体だと思いました。
少しでもお力添えが出来ていたなら幸いです。
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