組織風土の特徴を掴む その102

最初はやれると言います。

ではそれを計画に落としてみましょう→コミットを高める為に、いつ行うか?も記載しましょう→うまくいかなかった時のリカバリー策も考えておきましょう♪

さあこのようにして完成した計画書に基づいて、振り返りミーティングを行います。

すると・・・。

「出来ていない事ばかりで、振り返るのも嫌になってしまいます」

上記は、ある社会福祉法人さんでのミーティングの一コマです。

業界の特徴でもあるんですが、なかなかミーティングをする事に時間がとれません。

当たり前と言えば当たり前で、勤務時間のほとんどをサービス受託者の側にいなければなりません。

そうなると、話し合いは夜遅くにやらなければならないんですが、今度は各家庭の事情もあり、夜のミーティングの予定を組むのも大変なのが現状です。

それが業務外となると尚更です。

理解できます。

しかし、このままでは何も進みませんし、出来るかもと期待していた従業員の方もかえってモチベーションを落としてしまうものです。

もう一度、計画を再点検してみます。

「これを実行する為には、何が足りなかったか?」

「何が計画内で多すぎたのか?」

などを、膝を突き合わせて考えてみるのです。

すると・・・

「事前の当事者同士の調整があった方が良かった」

「考えてみたら、この時期はイベントも控えているから、もう少し準備期間を延長し、もう少し話し合いの日程を確保しよう」

などと、計画の改善策が出てくるのです。

そして、前回の計画と比較して、具体的になっていない箇所があれば、我われが指摘する事で、再度検証が出来るような形になります。

こうして、組織の風土は少しずつ変化していくのです。

しかし、参加者はまだ目に見えていませんので、残念ながらこの時点では実感はありません。