組織風土の特徴を掴む その98

各自の「強み」と「弱み」を分析できたとします。

その後にレベルアップの道筋をつけるのですが、組織で働くほとんどの場合コミュニケーション的課題があげられます。

今度はコミュニケーションを分析する力が必要になります。

この分析が出来ないと、「○○の場面で頑張る」、「積極的に話しかけてみる」などといった、具体的に実行する際に、微妙にずれた内容になってしまうのです。

計画は振り返りの出来るもので、うまくいった原因やうまくいかなかった原因を検討する上でも大切です。

上記の「○○の場面で頑張る」の場合、振り返るとそういった場面が無かったので、実行できませんでしたであるとか、「積極的に話しかけられなかった」といったものとなり、後者をかろうじて原因とした場合、「次はもっと積極的に話しかけるように頑張る」となってしまいます。

実行の結果に対する振り返りですので、最初に立てる目標がずれたものだと、振り返りもずれずれになる好例だと思います。

では、コミュニケーションを分析するとは何なのでしょうか?

コミュニケーションの要素をそれぞれ切り出して考えて見るのです。

対人場面とそうでは無い場面と切り分けると、その両方でコミュニケーション的課題が見えてきます。

「○○の場面ではどのように頑張るのか?」コミュニケーション的アプローチで言えば、どのような対応を心がけていくのか?それらを振り返った時に、何をトレーニングしなければならないのか?

これらを明確にしていかなければなりません。