組織風土の特徴を掴む その85

PDCAをサイクルで回す文化の無い組織はかなり多いいのが現状です。

本来PDCAサイクルはらせん状につながっていくのが理想です。

しかし、ほとんどの組織では失敗は許されません

経営層が許しても、従業員が許さないんです。

従業員はある企画やプロジェクトがうまくいかないと方々でこのような話が出て来ます。

「ほれ見た事か」

「やっぱり、無理だったんだよ」

「失敗の責任を上司が取るのか?言い出しっぺが取るのか?」

などなど。

ネガティブ発言のオンパレードです。

本来、PDCAサイクルを回すには、仮説検証作業であるという理解が進んでいないと、うまく行きません

ですから、ほとんどの組織ではまずはやってみようまでは出来るのですが、うまくいかなかった場合は活動が停止してしまうのです

つまり、進めるべき企画やプロジェクトには目的があると思います。

例えば、販促であるとか、社内活性化であるとかです。

仮説検証作業であるなら、まずはうまくいくであろう計画を作成します。

そして実行してみます。

検証まではかろうじて行えるでしょうが、そこで「失敗の烙印」を押されてしまうと、次に進めません。

何がうまくいかない要因だったのか?それを検証しないのです。

各自が頭の中で行う【質問】が良くないという事もあるのでしょう。

答えが、「そもそも売れない商品である」や「活性化は出来ない」と決めてしまうのです。

次回は、どのような問いを立てればいいか考えて行きましょう。