組織風土の特徴を掴む その83

職場の雰囲気を良くするために尽力されているリーダーの多くは「なぜわかってもらえないのか?」で苦しむことがあります。

従業員同士理解を深め合い、助け合い、同じ目標に向かって努力する。

主体的となり、自ら作り出す事に喜びを感じ、さらに改善を進める。

多くの従業員は、こういった価値観に共感をしてくれますが、なぜか行動が伴っていかない事にリーダーは苦しむのです。

かげでつつき合いをする従業員、依頼された仕事に露骨に嫌な顔をする従業員、人を選ぶ従業員、能動的となり勝手に仕事の範囲を決めてしまう従業員。

このような従業員ばかりでは、職場の雰囲気は改善などする訳がありません。

残念ながら、その職場に不適切な方がいる事は認識しなければなりません。

誰をバスに乗せて、誰を乗せないのか?

そこは重要な判断です。

リーダーは全員を導く責任がありますが、バスに乗せない判断も同時にしなければならないのです。ドライには出来ない部分ですので、ウエットな感じで行う必要があります。

相手の感情に訴えながらも、同時に人の見定めはしっかりと行って行きましょう。

いつか良くなるというお考えは、永遠に良くなる事は無いと断言出来ます。

まず、登る山を決めてから人は動き出します

準備が整ったら、山を登ると考えている人は、いつまでたっても準備が完了する事はありません。

同様に、周りの人達が変わったら、私も変わりますと言っている人は、仮にまわりの方々の意識が変わったとしても、色々な理由を付けて変わりません。

得てしてそういうものです。