組織風土の特徴を掴む その81

活性化しない風土が育まれてしまう事はよくある事です。

その理由は、リーダーが意見をコントロールしてしまう事にもあります。

これは、リーダーの方も気づいていない事がありますが、リーダーの持っている雰囲気や言動や行動からそうなってしまう事があります。

また、年功序列が進むと、園の方針とは違った価値観を持つリーダーが出現してしまいます。

まず問題となる部分はこちらです。

園の方針とは違う価値観とはまさしく自分が過去から経験してきた事柄が中心となりますので、保育園サイドにも一定の原因があります。

つまり、園の方針の浸透に汗をかいていなかったとも言えるのです。

ではどのように汗をかくか?

最初から園の方針にそっぽを向いている方がいる場合はとてもやっかいです。

園の方針にはそっぽを向いていますが、保育はそこそこ出来てしまいますので、勤務年数がたてばリーダーになるのは容易に想像出来ます。

ですから、保育園としてはどのような方と保育園を行って行きたいか?をもっと純粋に語り、採用段階でも意識していかなければなりません。

まさしく「誰をバスに乗せるか?」です。

保育園の運営をバスに例えているのですが、バスは園の方針を示しています。

園の方針に一致団結して向かう時に、最初からバスに乗るに値しない方を乗せていると、その方への教育を施したり、他への悪い影響をコントロールする為にルールを作成したりしなければなりません。

結局、その活動に経営者は奔走するようになり、本来の活動に邁進するエネルギーが無くなってしまうのです

まずは採用段階から意識していく事はとても大切です。

では、不幸にも園の方針にそっぽを向いたままリーダーになってしまった方がいる場合は、速やかにリーダー職から降りていただく事をおすすめしています。

冒頭、不幸にもとしたのは、お互いに不幸であり、誰も幸せにならないからです。

経営はこういったところにも汗をかく必要があります。

園の方針の浸透の仕方は人事配置にもその熱意が伝わるものです

テーマは悪い風土を育まない為です。

ここから目を背ける事は出来ません。