様々な福利厚生策を会社が用いても、なぜか活性していかないのです。
なぜでしょうか?
それは以下のような側面から説明が出来ると思います。
「マズローの欲求5段階説」
まずは生きて行く為に収入を得よう(生理的欲求)と考えますから、就職する事を最優先します。
そして、生理的欲求が満たされれば次に働きやすさや、より良い生活を求め(安全欲求)を満たそうとします。
安全欲求を満たすと次に集団に属したくなります。(社会的欲求)
社会的欲求が満たされると他者から認められたい(尊厳欲求)という感覚になります。
活性化するには、尊厳欲求が満たされなければなりません。
福利厚生の充実は、安全欲求を満たすにとどまり、働きたい会社の要素としてはあくまでベースとなるもので、必要最低限です。
組織が注力して行きたいのは、安全欲求にいる方々を社会的欲求段階へと導き、尊厳欲求を満たし合う関係へと昇華させなければなりません。
尊厳欲求が満たされると、帰属意識も高まります。
帰属意識が高まれば、組織が良くなる為に行動する、仲間が良くなる為に行動する。
そんな行動が増えてきます。
自分の事を一生懸命する人は熱心とは言われますが、立派とは言われません。
他人の為に一生懸命出来る人は熱心とは言われませんが、立派と言われます。
それらの活動の結果、活性化がますます促進されるのです。
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