組織である事のメリットとデメリットを従業員に考えていただきます。
ほとんどの答えは以下に集約される事が多いと思います。
・役割が分担できる事による【効率性】
・個人の得意分野が活かせる【自己実現】
・様々な考え方が聞ける、相談できる【成長・気付き】
・たくさんの意見が聞ける、困った時や相談したい時に分かりあえる仲間がいる【協力・協調・協同】
・課題等に全体で考えられるので、1人の負担が少ない、同じ考えで進んでいける【安心感】
また組織の成熟度はこれらが高まっている状態であるとも言えます。
そして、これらの理想的な組織メリットに対して現実との乖離にギャップを感じてしまうものなのでしょうね。
一方、組織である事のデメリットの場合は、とかくネガティブなものと捉えられていますが、なかなかそうでは無く、デメリットと呼ばれるものには成長のチャンスが大いに秘められているものが多くあります。
以下は実際に抽出されたデメリットですが、私の場合は以下の様に考えています。
・人の意見に合わせなくてはいけない時もある、自分の意見と異なる考え方に同意しなければならない時がある【異質の受け入れ】
・時間を周囲に合わせなくてはならない【非効率性→他者理解の深まり】
・組織のカラーでは無い事は行いづらい、自分勝手が出来ない、自分の考えだけではいけない【理念運営の安心感・ぶれない軸がある安心感】
・意見や考え方がぶつかる事がある、個人の考えだけでは進まない、意見をまとめるのが大変、意見がまとまらないことがある【シナジー効果・レバレッジ効果・他者理解の深まり】
異質は【自分と違う】事へのストレス耐性を高めてくれます。そして【異質の受け入れ】に関しては、コミュニケーション能力が大いに発揮されるべきです。
【他者理解の深まり】周囲の人が何を考えているのか、意見をまとめるのが大変な中に、実行可能性のパーセンテージが示されており、生みの苦しみの結果、チームワークが高まる事例は数多くあります。
【理念運営の安心感・ぶれない軸がある安心感】については、残念ながら日本の経営の中にはあまり浸透していない考え方ですが、従業員にとっては組織の働きやすさを示す重要な考え方です。ぶれない軸がある事は判断スピードも高めてくれます。
【シナジー効果・レバレッジ効果】は多くの場合、元アイデアを数段高いレベルに引き上げてくれます。これらの効果が組織メリットでもあるものです。
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