組織風土の特徴を掴む その44

さて、上席者の重要な責務である【決断】ですが、チームにおいてリーダーがその能力を発揮する事がないと機能不全に陥ります。

これはその通りで、メンバーが右往左往する事があります。

例え、A案・B案決めづらいという場合でも、どちらかにしなければならないのです。

ここでその【決断】の指針となるものをしっかり持っているかどうかがとても重要です。

【決断】出来ないリーダーは、多くの場合自分の能力で判断をしようとします。

そうした場合、一貫性の無い決断となってしまいます。

メンバーはその【決断】【判断】の根拠となるものを見ています。

私はその根拠を会社理念や方針であるべきと思います。

であるなら会社理念や方針に基づき行動していない方にリーダーになっていただくとうまく行かないという事になります。

組織の成熟度はこのような会社理念の浸透ではかられるべきでしょう。

一方、リーダーはその【決断】の根拠となるものをメンバーからの意見収集で行う事で、チーム力を発揮出来ます。

何人ものメンバーのそれぞれの意見を収集しながら、また意見を融合させて、シナジー効果を発揮し、チーム全体をより成長した状態に導く事で良いリーダーとなると思います。

その為の普段のストローク、ノンバーバルコミュニケーション、バーバルコミュニケーションの発揮、困難な課題に対するチームワークの向上、チームの緊張感などを意識する必要があるのです。