組織風土の特徴を掴む その42

【リーダーシップを発揮しましょう】

そうすると、私には向いていない、そういうの苦手です・・・。

という方が相当数いらっしゃいます。

これはリーダーシップを発揮する事 = 前に出てメンバーを引っ張る = リーダーやボスといった役割を担う

という式が成り立っているようです。

もう一度冒頭の言葉を見てみましょう。


【リーダーシップを発揮しましょう】


リーダーシップとは、リーダーだけが発揮するものなのでしょうか?

少し検証してみましょう。

まず、チームにおいてリーダーが発揮すべきスキルは何でしょうか?

「そんなのメンバーを引っ張っていく力だよ」「良いチームには、良いリーダーがいるものだ」

そんな声が聞こえてきますね。

では皆さんがメンバーの場合、どのようなリーダーがいる事が望ましいでしょうか?

結論から言いますと、皆さんの意見を良く聞き、より良い状況へとステージが上がり、成果がすばらしいものとなる様にサポートするリーダーはいかがでしょうか?

リーダーの持っている「型」にはめずに、こちらの能力を最大限引き出し、評価してくれるリーダーだった場合、とても働きやすい感じがします。

これらのリーダーが発揮すべき能力をリーダーシップと言うのでしょうか?

いささか疑問がある事は否めません。

リーダーは【リーダーシップを発揮するもの】とするのであれば、メンバーをより良い未来に導く事がリーダーシップの発揮という事では無いでしょうか。

そう考えた場合、メンバーもリーダーシップを発揮する事が重要だと気付きます。

それはお客様に対してだったり、他のメンバーにだったりするのです。

周囲をより良い未来に導く事が、あなた自身の能力開発にも繋がります。