組織風土の特徴をつかむ その18

今、噴出している課題にはもちろん早急に対応したいですよね。

ですが、多くの場合、風土が関係している事が多い事に気付きます。

「お客様からクレームが寄せられる数が増えている」

「歩留りが増えている」

「離職がとまらない」

「求人の応募が無い」

「コストが高まっている」

それぞれの課題を一つづつ見て行くと、それぞれまったく違う種類の課題であったりするのですが、【なぜ5回】のフレームワークを行う事で実は全て共通の課題から派生していたりするのです。

例えば、根本的な課題は「社員間の情報共有」や「社内のマンネリ感」であったりするのです。

そしてそれらの改善は風土改革を行う必要があります。

打ち手は無数にありますが、風土が変わらなければその施策全てが空振りになる可能性が高いです。

「お客様のクレームが増えている」といって、その全てに対応をしなければならないのですが、その全てを解決したとしても根本原因を改善していなければ、また新たなクレームが発生してしまいます。

「歩留りの大量発生」はその情報が上がってきている内はまだ改善の余地がありますが、その情報すらも上がってこなくなると、更に悪い状態になると思います。

知らないうちにコストが高まっているというのは、その最たる現象かもしれませんね。

同様に、離職や求人難についても「会社としての取り組みの本気度」を示さなければなりません。

さあ皆さんの会社にもあてはまる課題は無かったですか?