組織風土の特徴をつかむ その4

組織風土の特徴を掴む事はとても有益です。

特徴を掴む事で、理想とのギャップを理解する事が出来ます。

理想とのギャップが理解出来たら、仮説を立てて理想に近づこうとします。

OFFJTやONJTにて行う研修も何をどのように導入すべきが見えてきます。

私の場合は、直感的、客観的、主観的な3要素に革新的を加えたものを利用しますので、欠けている要素を充たしていけるような研修を組み合わせます。

組織は異質でこそ効果を最大化します。

一見、同質な人材で組織された方が良いと思われがちですが、同質はそれ自体で、いつだって安定してしまいます。

成長は刺激の中で育まれます。

現在の安定を危ぶみ、このままで良いのかと成長を促す為には、異質である必要があるのです。

異質とは何か?

例えば、しっかりもの(落ち着いた感じの人、決断が慎重、決断が客観的)な人は、いいかげん(軽い感じの人、決断が早い、決断が直感的)な人を好ましいと思わなかったりします。

こうなると、しっかりものは人は自分の周りにはいいかげな人を寄せ付け無くなったりします。

また上司として部下を評価する際にも、よろしくない事に主観を入れてしまったりするんですね。

折角、異質な組み合わせを考慮して組織されていたとしても、逆効果となってしまう事もあるのです。

組織が不活化する要因は、このような事でも起こってしまうんですね。

しかし、いくら異質と言っても、会社理念や方針に背を向けている人が組織にいる場合はよろしくありません。

それだけで、不満分子をいつも抱えている事になってしまいます。

異質とは表現が難しいのかもしれませんが、理念や方針を一緒にして、行動する事が出来て、始めて異質のコラボがうまく表現されるのです。

総論賛成でなければいけないのです。