本質の意味は根本的、本来あるべき姿などとされています。
世間には普遍なものがあります。
利他の精神であるとか、敬う精神であったりします。
現在の環境問題も本質はなんなのでしょうか?
アメリカでは多くの竜巻の被害があると聞きました。
経済の発展を引き換えに環境悪化を招いたと考える事も出来るかもしれません。
科学は理論的なければなりません。環境悪化の要因はひとつではないようですので、一概に決めつける事は出来ないようです。
諸説あり、異常気象は一過性のものとする科学者もいるようです。
しかし私の感覚で言えば、環境悪化による異常気象が引き起こされているような気がしてなりません。
「2℃社会を止めなくてはならない」
京都議定書の頃から言われていたのですが、3.11以降日本は経済復興が最優先とされ、環境問題が先延ばしとなってしまいました。
京都議定書からも脱退したようですし・・・。
どうやら後20数年で世界の平均気温が2℃上がるのは目前の様です。これは世界の平均なので、例えば日本では4℃ぐらいは上昇するのではないでしょうか?
そうなると夏は40℃を越える日が多くなりそうです。
熱中症で亡くなる方も増えますし、日照りによる食料問題も深刻化するはずです。
「4℃社会を防ぐ」
これは生命体のデッドラインと言われています。
日本でも平均気温が6℃から8℃は上昇するはずです。
どんな世界が待っているのか?
想像も出来ませんが、食料戦争も勃発するかもしれません。
日本は食料を輸入でまかなっているので、第二次世界大戦で石油を求めて戦争を引き起こした様に、今度は食料を求めて戦争を行うなんて事になってしまったら・・・と想像すると恐ろしいです。
今から我々が出来る事を行う必要があります。
自分たちの子供や孫の世代にきれいな地球、住みやすい地球を残してあげなくてはなりません。
まずは少しでも2℃社会になる時期を遅らせる必要があります。
CO2の排出を抑える努力は必要だと思います。出来る事は節電からですかね。
今回のテーマは本質を見るとしています。
経済活動が環境悪化を招いたとすれば、経済活動をしなければ良いという事になってしまいます。
これでは生命活動も維持出来ません。
ですからこれからは、山本良一先生の推奨されている「美徳経済」の推進が必要ではないでしょうか?
問題解決の本質は「経済活動をしながら環境にも配慮する事」です。
どちらか犠牲になる論調では無く、どちらも高めていけるような施策が必要となります。
環境に配慮するための規制も一つの手段だと思います。
規制が何をもたらすか?
その昔、自動車の排ガス問題に対応する為、政府は厳しい規制をしきました。
何が起こったかというと、自動車業界の技術革新が進み、結果、世界で戦える程の競争力がついた過去があります。
良く引き合いに出される話ですが、歴史の事実としてあった事ですので、必ず企業は革新的な対応が出来るはずです。
美徳経済については次回ふれて行きたいと思います。
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