評価制度についてもう少しふれてみたいと思います。
経営者側からはこんな言葉が聞こえてきます。
「評価は人がする事だから、精度について不安があります」
一方社員からは絶対評価をされているのか、相対評価をされているのかわからないといった感じもあるようです。
これは、多くの中小企業では制度が形骸化されており、実用されていない事を示しています。
評価を行うという事は、経営者や管理職にとっての重要職務であるにも関わらず、そのレベルを高めない会社の意思の弱さは成長力にそのまま反映されますし、社員を伸ばすも伸ばさないもこの評価制度にかかっていると言っても言い過ぎではないからです。
さて中小企業だからこそ、この評価制度の実用化は是非チャレンジしてもらいたいと思います。
少しの努力で大きな成果が得られる可能性があるからです。
社員の生産性を高め収益性にも少なくない成果が表れます。
例え1%でも向上すれば、成果としてはすばらしいと思います。
売上を1%上げる事は大変な労力が必要とされています。
しかし、その分を他でカバー出来れば会社の収益性は高まります。
ですから、是非取り組むべき重要な課題なのです。
評価シートがPDCAになっているか?などと考える前に、そもそも評価者が絶対評価と相対評価を混合させない事が大事な事です。
ですから、評価者の教育なくして、評価制度の構築はありません。
そこに会社の意思を示して行くべきと考えます。
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