トップには情報があがって来ない事があります。
そういった組織を経営者は風通しの良い会社と勘違いしている事があります。
何の為に風通しを良くする必要があるのか?
従業員の為、顧客の為、会社の発展の為・・・
その切り口により、「風通し」の定義が変わってきます。
従業員の為であれば、モチベーションを高める施策や従業員の将来に関わる事柄の決定に関して、社長が意見を欲しいという事での「風通し」は言いかえれば、双方向では無い可能性があります。
顧客の為であれば、顧客の声が社内隅々まで浸透する事を意味すると思います。耳に痛い事も共有し、改善すると言う事です。
会社発展の為は、従業員の為と顧客の為も含まれると思いますが、まさしく全てのステークホルダーが双方向な風通しを体感している必要があります。
ですから、全てトップに情報が来なければならないと思いすぎる必要も無く(物事を決めるプロセスにおいて社長が関わる事が必須では無いと言う事です)、情報がこないからと言って風通しが悪い会社と思わなくても良い訳です。
我々は経験則で風通しが良い会社の方が活気があると思いがちです。
ですが、組織が変わる瞬間はそういった我々の常識外のところで起こる事があります。
従業員を含めてステークホルダーが常識の枠や思考の枠を取り外す事で、組織が変わる瞬間を迎えるのです。
(続く)
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