会議は時間の無駄 4

会議は時間の無駄と言う事に共感を覚える方は多いと思います。

しかし、会議にこそ重要なモチベーションの根源があり、成果を左右するものは無いと位置付けている会社も多数あります

調べてみると様々な取り組みで会社を劇的に変えていると言う事も見えてきました。

有名なところで言えば、日産自動車でのクロスファンクショナルチーム(部門横断的)による会議などがそうです。

詳しくは書籍もあるのでふれませんが、V-upと言われる取り組みがそれにあたります。

会議に参加する人が誰であれば改善に向けての行動が取りやすくなるのか?

メンバーが事前に課題共有する事でより改善イメージを描きやすくする事と何より主体性が育まれるこの狙いは大きな成果となり、日産V字回復の原動力となったと言っても過言ではありません。

会議を視覚化させる取り組みであるとか今では一般的になりつつある方法もいち早く取り組み、課題解決責任者は提案者であるので、最終的なGOはその方が示します。

意思決定に関しては、決定責任者は議論に参加しないようです。それもおもしろい取り組みであると思いました。

その他の会社での取り組みでおもしろいのが、(株)ディスコで行われている「課金制度」。

これは実際に社員が会社に使用料を現金で支払う訳では無く、内部管理上の話です。

どれだけ会議にかかる時間を削減できるかに焦点をあてた取り組みであると言えます

この内部管理では、収入と支出が管理されています。

実際のお金の流れを表しているのではない点から導入しやすく、社員も成果が実感出来る為に非常に興味深い取り組みであると言えます。

あの京セラの内部管理会計「アメーバ」をディスコ流にアレンジして使用されているようです。

余談ですが、人事管理には影響しませんが、課金があれば決済ポイントが付与される仕組みもあり、ポイントがたまると出張の際にビジネスクラスを使う事も可能になるとの事です。

また、会議は10分で終わるライフネット生命、会議室自体の雰囲気を大切にし、アイデアを出しやすくする取り組みを行うリンクアンドモチベーション、など会議は必要なものと位置付け、ではどうすれば成果、効果が最大化するかに着目し、会社までをも変えてしまっている会社がある事は事実です。

経営の大きな役割であると言えますね。