ここまで会社経営の3つの矢を考えてきました。
なぜ3つとしているか?疑問に思う方もいらっしゃると思います。
これは経営資源の人・モノ・金・情報から来ている考え方です。
それらを一つ一つ単体で考えると繋がりがなくなります。
ですが、売上、資金繰り、人材(財)とし、その全てに関連がある事をご説明したかったのです。
まず、売上を構築する為の要素を洗い出し、運転資金に始まりキャッシュフローを理解し、それらを活かすも殺すも人材(財)次第であると言う事ですよね。
とかく課題が見え過ぎていると、その事のみに注目が集まりますが、要素を分析すると全てに繋がりが出てきます。
ビジネスは繋がりです。
サッカーと一緒で(他のスポーツでもいいですが・・・)、お互いの連携を高めながら、ゴールを目指します。
良い動き、パス、トラップ、ドリブル、シュート、全て個人のスキルのように感じますが、それぞれまわりの選手の動きや声かけがあって、形となるのです。
年間を通じて勝率をあげる為、優勝する為に戦略があり、相手のゴールをこじ開ける為に戦術があり、そろぞれ選手1人1人のスキルを高める。
そうやってチームが勝ち上がるのです。
ですから、チーム戦略も戦術もスキルも成長し続けなくてはならないし、変化し続けなくてはならないんですね。
そして経営者はこれらをストーリーで話をするわけです。
その先には何があるのか?どうなりたいのか?どんな問題を予測しているか?その解決方法は?ステークホルダーに対しては?市場へのインパクトは?
そんな所を話に盛り込み、社員をその気にさせなくてはならないのです。
社員をその気にさせ、行動してもらい、PDCAをまわし、次のビジョンを目指す。
ビジネスはそこに留まる事を良としません。
社員教育の中でもそういった点を抜かして構成すると、社員はなぜ今この研修をやらなければならないのか?を理解する事が出来ません。
ですから、社員行動指針ともいうべき「クレド」があると良いかもしれませんね。
(つづく)
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