「2030年には仕事が変わって行く!!」
こんな衝撃的な見出しを見た事がありますか?
少しこれらに触れて、だからこそ我々は何をしていけば良いかを考えてみたいと思います。
2030年の労働人口が減る事は以前ふれたと思います。(今の子供の数を見れば、外国人を含めない限り労働人口が減るのは明らかです)
技術革新や需要不足、グローバル化などで仕事が消えていく兆候がすでに始まっているのです。
現在顕著なのが学習塾と自動車教習所は需要不足が深刻です。
学習塾は大手予備校が中学受験の塾を買収し、傘下に収めるなどグループ化に積極的です。
教習所も高齢者講習に新たな活路を見出すものの、新たな人材を採用していないしわ寄せは現社員が全て負っていて労働環境が苛酷な状況になっています。
グローバル化はもっと進んでいて、部署ごとインドに移るという現象がアメリカだけでは無く、日本でも起こっています。
その前提となるのが技術革新です。ITを駆使すれば国境すらも簡単に超えていきます。
現在は経理部門や人事部門などのバックオフィスはターゲットになりつつあります。
日本人の多くは会社は雇ってくれているものと思いこんでいる所があるので、突然の会社買収に伴うリストラや異動に戸惑う事が多いようです。
その為に日々の研鑽が重要です。自分に力をつける必要があるのです。
アメリカでは再就職が出来ずに苦労する人があふれています。景気が回復し失業率が低下したのになぜ?
と思われるかもしれませんが、それは平均の話です。
弁護士や税理士においてはその仕事をPCソフトに奪われています。アメリカは自分で所得税申告を行いますので代理人を使います。
しかし、それらも現在では自分でPCソフトを使い申告が可能なのです。それらの代理申請を行う弁護士や税理士の失業率は17.6%となっていて、平均よりもはるかに高く、また前年よりも深刻さを増しているのです。
企業の経理部門で職を探しても、高給がネックになったり、インドにその部署がある為にアメリカ本土での採用が無かったりします。
かなり深刻な状況が見て取れます。
仕事が消えつつあります。
これは産業構造の変化と言いかえる事が出来ます。
経済成長に伴い戦後、製造業の従事者が増大しました。(減った職種 助産婦・電話交換手・採炭員・農耕、養蚕作業者)
しかし今から40年ほど前から、専門職と言われる建築技術者や事務員従事者が増えてました。(減った職種 自転車組立工・洋傘組立工・製糸、紡織作業者)
輸入が増え、製造業は鈍化していきました。
平成初期からサービス業の伸びが著しい時代でした。(減った職種 商品販売外交員・土木作業員・会社役員)
そして現代では介護関係の従事者が増えてきています。
(※情報元 週刊東洋経済)
このように戦後の日本だけで見ても様々な職業が消えて無くなってきました。
この先、市場的に伸びていきそうな職種はどんなものがあるのでしょうか?
社会起業家このキーワードは最近良く耳にしますね。
NPO団体などを運営し、まさしくすきま産業的な業態や業務をこなす事で無くてはならない存在として今では大注目です。
また、データーサイエンティストという職業をご存知でしょうか?
データーを分析する、ITスキル、分析対象のビジネス理解の三つを兼ね備えたビジネスモデルとしてすでに確立されている。
大手IT系企業では人材難となっており、このスキルを持っている人材は引く手あまたな状態となっています。
ダイレクトリクルータ-も注目の職種です。
無尽蔵な人脈をお持ちの方ならお薦めしたい職種です。ビジネス系SNS上でプロフィールを公開し企業とのマッチングを支援する仕事です。
シニア起業支援も魅力的です。
シニア層の起業は何か社会の役に立ちたいという漠然としたものが多く、コンサルタントとしては幅広いサポートが要求されます。
以上、「仕事が消えていく・・・?」
というタイトルでスタートしたこの文章ですが、皆さんにはマインドの殻をやぶるといったひとつのパラダイムシフトを起こしていただけたらと思っています。
常識はすでにこの世の中には無く、あなたのまわりや、あなたのすぐ近くにこそ、これから常識となる卵のヒントが転がっているのです。
今から、15年でまた日本の産業構造が確実に変わります。いつ準備するんですか?
今でしょ!!
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