ビジネス集合研修で気付く事

先日、某市内保育園にて「笑顔あふれるコミュニケーション術体験版研修」を実施いたしました。

この「笑顔あふれるコミュニケーション術」は最低でも20時間は要して、40時間程あればほぼすべてを網羅出来る内容となっているプログラムです。
その中から「ここは!」という内容と興味がありそうな部位を切り取って1時間でご案内しているんです。

レジメで4枚程の内容ですが、正直1時間で終了するのがとても困難な内容なんです。自分で短縮版プログラムを作りながら情けないですが・・・。

時間を気にするあまり、早口になってしまうとそのまま終了後のアンケート用紙に「早口」と跳ね返ってきます。

講師として、存在感があり、印象付ける話し方で多くの情報を参加者と共有したいと思っていますし、なにより参加者にとって有益な時間であって欲しいと思っています。

そんなビジネス研修の中で気付く事があります。

それはずばりその会社の雰囲気です。言いかえるとどんな人達が日々どのようにして協力し合って行動しているかがわかります。

それも瞬時にです。

最初に会場に皆さんがじょじょに集まって来ます。そして私が挨拶する瞬間にそれが起こります。

ほぼ全ての参加者の皆さんが私の方を向いていただいている会社とまったくそうでは無い会社があります。

その瞬間に有る程度私のモチベーションに変化があります。

「おっ今日はいけそうだな~」

「今日は厳しいぞ~」

瞬間に全てが決まってしまうなんて恐ろしいですが、事実そうなんです。

講師として皆さんをリードしていく以前に参加者のスタート地点が決まっていると言った方がわかりやすいでしょうか?

一言で言えば「風土」なんでしょうが、恐らくほとんどの会社では自社が基準になるので他社と比較出来ません。

従業員の皆さんは自分たちで気付け無い事だったりするんです。

これらの事は、つまり成果にレバレッジがかかるか、ドライブがかかるか?そういった側面を大きく含んでいるんです。

社長さんや管理職クラスにこの事に気付いていらっしゃらない方が多く、

「研修は受けた時はいいけど自社で実際に実践するには出来ない事が多いんだよね」そんな声も聞こえてきます。

コミュニケーション研修の中でストロークにふれる事があります。

これは普段からの働きかけの事ですが、様々な事にレバレッジをかける前段階での必須要素となるんです。

研修の最初に私が感じるその会社の雰囲気とは様々かもしれませんが、大きくわけて2つしかありません。

良い会社(職場)だなと感じるのと、そうでは無いか!

あまりよろしく無い会社はどうすれば良いのか?

それは「主体変容」です。

自らが変わり、行動も変えて行くのです。意識をする事でストロークが変わってくると思います。

そういった変化が少しづつ、職場環境を良い方向に導くと思います。

そしてなにより大事な要素は「明るさ」でしょうね。

リーダーが「明るい」というのは伝染しますね。

そしてリーダーを直接支える人材も明るい方が確実に良いと思います。

まずは主体変容を目指し、様々な事にチャレンジしていきたいものです。