データを仕事に活かす

皆さんの会社ではデーター分析はどのように行っているでしょうか?

データー分析を効果的に活用している企業は同業他社の業績を2.2倍上回ると言われています。

ではどんなデーターを分析していけばいいのでしょうか?

ほんの一例としてスポーツの世界を取り上げて見ましょう。

IBMでは、スマーター・アナリティクスというデーター分析ソフトを開発しました。

(グーグル等にもありますよね。それです。)

プロ野球の福岡ソフトバンクホークスがこのシステムを導入し、新しい仕組みを構築しました。

選手のコンディションや試合における実績、他球団の分析、スカウト候補選手や強化ポイント分析など多岐にわたるデーターを蓄積・一元化して、見える化を実行しています。

これにより埋もれていた逸材の発掘や、見逃されていた長所や短所が明確になるなど、新たな気づきが生まれているとの事です。

一昔前の「野村ID野球」と言うべきでしょうか?それをフロントにまで求めたと言う事でしょう。

これにより、ソフトバンクは意思決定が早くなったそうです。結果として2011年度にはソフトバンクホークスとして初の日本一を達成し、今年も日本一です。こういった影の努力が優勝という形に結実するのでしょうね。

また経営も順調で、環境動員数についても2010年度との比較で12万9千人増加し、全球団のうちNO1の増加率を達成したのでした。

このようにデーター分析はうまく活用する事で結果を好転出来る可能性があります。

我々の場合は、営業成績や過去の実績を地域別などに分析する、競合他社、今後の人材の補強点などを明らかにし、蓄積し一元管理していくイメージでしょうか?

企業の経営判断と事業変革のスピードを加速させる事が、変革の第一歩と言えます。

1丁目1番地ですね。

中小企業では、こういったデーター分析ステムをまだ導入している企業はそれほど多くありませんが、データーをうまく活用出来ればSWOT分析する際にも「感覚]」だけの分析にならないと思います。

こういった有益なものは出来れば導入し、会社の経営に活かしていきたいものです。