働く理由は何だろうか?
今日は働き理由を考えてみたいと思います。
若者からこのような質問が出る事があります。
「なぜその仕事を選んだのですか?」
「なぜその会社を選んだのですか?」
働く理由すら自分なりの考えが無い人には、その問いに答えられないかもしれません。
しかも自分自身が発する言葉全てに相手が疑問で返してくる事があります。
そういった時間は自分自身でも考えた事の無かった問いに自問自答しています。
「なぜ私はこの会社を選んだのだろうか?」
「給料が高かったから・・・残業が無いから・・・面倒くさい人間関係が無さそうだから・・・」
様々な答えが頭を駆け巡る事でしょう。
また次の様な質問をしてくる学生さんもいます。
「NO1の商品を扱っている企業に就職したいのですが、どうやって調べればいいですか?」
なぜその企業に就職したいのか?
理由は、NO1の商品だから必ず売れるからとの事・・・
市場に複数の商品があった場合、必ず一長一短となります。
そういった場合、NO1以外の商品は顧客を騙して商品を売っていると考えているとの事でした。
自社の商品がNO1の商品でなければ、自信を持って商品を案内出来ないのはわかりますが、顧客心理を全く理解していないからこその考えであると言えます。
あくまで自分中心なんですね。
顧客目線で考えた上との事でしたが、それは自分という顧客を通したもので、個人顧客を分けるとすると、身体的にハンディのある方、幼児、高齢者、外国人、既婚、未婚、就労者・・・等によっても違いがあるものです。
それぞれ購買心理、意欲は違うものです。必要としている人に違いがあれば、それだけの理由があると言う事です。
例えば車や家といった同じ商品を扱っている場合は、確かに「人」で購入するところが大きいと思います。
それらの事から、若者は騙して自分から買わせようとしていると思ってしまうのでしょうね。
さて、今後の日本を支える若者の就労意識を変えるにはどうしたらいいでしょうか?
企業は就職の際に、会社のビジョンや理念に共感してくれる人を採用するべきです。
そしてビジョン経営をマネジメントしていく事を、経営陣もコミットしなければなりません。
会社ビジョンと社員ビジョンが一緒というのは理想的です。
若者も自分のビジョンを考えてもらいたいものです。自分なりのビジョンを持って、それと合致する企業を探しましょう。
就労意識もおのずと磨かれていくものと思います。
最後に、働くという事は社会的責任があるという事を理解してほしいと思います。
自分は社会に支えられているという事を感じながら生活出来ていないかもしれませんが、些細な事でも感謝の気持ちを持てば、色々な事が見えてくるものです。
信号がある事で安全にどれだけ寄与しているでしょうか。
図書館の充実で勉強の環境が良くなっていないでしょうか。
経済の循環の結果、インフラの整備がされ、頼んだ商品が自分の手元に届いていると考えられないでしょうか。
様々な社会の動きの中で自分は活かされている。
若者にはそんな感覚を味わいながら、自分にやれる事を精一杯社会というステージで表現してもらいたいものです。
社会的な責任を果たす為にも、働くといった生産活動が必要という事は説明の余地無しだと思います。
それでは、今日も活かされている事を思いっきり感じながら自分を表現していきましょうね。
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