社員の意識

経営分析をしていて考える事があります。

中小企業の社長さんの苦労です。

会社運営上のステークホルダーを考えて行動してくれる社員がどのくらいいるのでしょうか?

経営分析をしていて思った事をお話します。

金融機関からの見られ方をどれだけ従業員は意識しているのでしょうか?

製造業の場合、ライン作業員・営業・経理総務がいるとします。

例えば教育を施していこうとした時に大概のケースで社員はやらされ感の中で行う事となります。

(全ての企業がこうではないと思います)


『こんな事をしていても商品が出来上がらない』

『一件でも多くお客様訪問をした方が売上があがりその方がいいのになんで会社はわからないのだろうか』

『事務業務が滞る』


なんて声が聞こえて来そうです。

これでは教育の成果も半減してしまいます。

金融機関は教育にも積極的な企業は好意的に受け止めてもらえます。

営業キャッシュを生み出すのは人であるからです。

まったく投資的活動を行っていない企業の将来は明るいと創造しづらい事は理解いただけると思います。

そういった事をうまく説明出来ない社長にも責任はあると思いますが、社員もその会社に貢献する義務があります。

経営分析をするとそこから客観的に得られるデーターは正直です。

ですから企業はそこからどのように改善に向かうのかを金融機関に示さなければなりません。

社員の行動はステークホルダーからの期待を背負っている事を忘れてはいけません。

そしてそれはお客様だけではないのです。

通常業務を離れて行う教育こそ、会社は多いに期待している事なのだと自覚したいものです。

またステークホルダーである金融機関も社員を見ているという事もお忘れなく。