最近は経営者マインドを社員にも求める時代になってきました。
経済が右肩上がりの時代であれば、半ばオートマチック的に業務を行っていても、いわゆる右から左に流すように行っていても、お客様の期待には答える事が出来ました。
特にサービス業界はまだまだ発展途上だった為です。
今では、サービス業が全体の4割以上にも達し、産業種別的にも大きな勢力となり、その優れたサービス業が出現して来ました。
その優れたサービス力は、他の業界にも波及し、お客様の求める期待値が上がってきました。
その結果、今までどおりの業務のやり方ではお客様が離れていってしまうという事象が起こってきています。
会社はお客様の期待値を最低でも上回っていないと継続してもらえないのです。
これは大変な作業です。
今までは経営者や管理職の言われたとおりにやっていた社員も「このままではまずい」と思い始めます。
なぜなら、スピード感が出ないのです。社長に判断を委ねると決定までに時間がかかる事があります。
まだ社員が危機感を持ってくれたら良いですが、そうでは無く、指示待ち社員の多くはいつまでたっても動き出すことはないでしょうし、会社の姿勢を批判して過ごすだけだと思います。
さて、その結果、現場レベルでも経営者マインドを持った社員が必要になってきたのです。
しかし権限の委譲は進んでいない感じです。
同時に権限の委譲も無ければうまく機能しないんですが、それに気づいていない社長さんや、またそんな事怖くて出来ないと思っている社長さんなどいらっしゃいます。
実はここでも「理念」がモノを言います。
理念に基づく判断を社員はすればいいのですから、間違うはずはありません。
もし権限委譲が出来ないのなら、社長が理念を信じていない、そこに社員に向かってもらう意思が弱いという事と言えると思います
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