入社試験において伊藤忠商事では過去このような質問がありました。
「君はアリになれるか。トンボになれるか。人間になれるか」という問いでした。
これは働き方を例えたのですが、アリになれるかとは、黙って10年ぐらい言われたことをきちんとやれるかどうか?
文句ばかり言わず、働きアリのように出来るか?という意味です。
トンボになれるかとは、複眼的な目で色々な角度から自分の仕事を研究し勉強できるか?
大学の教授に負けてたまるかというぐらい勉強出来るかという意味です。
3つ目の人間になれるかとは、入社して30年以上経った人が、人間になれるか?
温かい血が流れているかという事を聞いています。
君は弱い人に対して、あるいは不幸な人に対して温かい血が流れているか?そういう人間になれるか?
そう問うているのです。
まさしく守破離ですよね。
経営は人をどのように活用するかです。優秀な人を赤字部門に配置する、普通な人を黒字部門に配置する等の人事戦略があっても良いのかもしれません。
その際の優秀か否かを測る尺度を決めておくことです。
その基準としてお薦めなのは「人間力」です。
人間の情熱、気力、迫力、野心をどう採用者が感じるか?
その時点の知識では間違ってもありません
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